1950

雑誌掲載作品 掲載誌 内容
「小説・米ソ戦わば」 「千一夜」1-2月号 (註:茶の間でラジオを聞いていると、米ソ戦争が始まるとうような内容)。横田順弥、会津信吾:「山中峯太郎とSF」、「新・日本SFこてん古典」所収、1988年、徳間文庫
「熱砂の十字架」 「少年少女譚海」一月号別冊付録 高木清画。
「アジアに昇る第三の太陽」 「小学五年生」1-3月号、さらに「小学六年生」4月号-26年3月号 「密室系」掲示板安達さんの御教示による。「戦後日本少年少女雑誌データベース」によると、「小学五年生」連載時は「第三の太陽」、「小学六年生」にうつると左記の題名に変更された。
「密林を出た花売娘」 「少年少女冒険王」3月号 「戦後日本少年少女雑誌データベース」による。
「青年大王アレキサンダー」 「少年画報」5月~26年6月号 「戦後日本少年少女雑誌データベース」による
「荒潮の子は語る」 「少年少女王冠」5月号 「戦後日本少年少女雑誌データベース」による
「宇宙魔球人」 「少年少女譚海」4-11月号 覆面作家名義。科学小説。未完。「密室系」安達さん、佐山さんの「少年探偵小説・作家別リスト」による。
「地球の子よ栄光あれ 」 「おもしろブック」3月~26年1月号 「密室系」掲示板安達さんの御教示、「戦後日本少年少女雑誌データベース」による。
「荒野に立つ火柱」 「太陽少年」12月~26年10月号 「戦後日本少年小の雑誌データベース」による。1月号にくわえて新春号(発行月調整号)あり。
     
  書籍名    出版データ  
 「聖なる乳房」  乾図書出版、1月  「主婦之友」に連載されたものの単行本化。会社副社長の成田東二郎とその妻文子、子供の東雄と幸子を軸に物語が展開する。成田は会社の悪徳顧問弁護士黒木とその愛人清川光弥にたぶらかされ、会社の金六万円を着服し、妻子を捨てて光弥の家に入り浸っている。ちょうどその時上京してきていた文子の母親が脳溢血で倒れた。文子の妹で三越に務める圭子、圭子の恋人で帝大生の英樹は必死で成田を探すがみつからない。一方で三越の上客で銀行家の息子宮部が圭子に色目を使うようになる。成田の会社の社長は大株主の大塚に事情を説明すべく文子を同道させるが、なんと大塚はかつて文子と愛し合っていたが、親の反対で別れざるをえなかったかつての恋人であった。成田は家に帰るなり全財産をもって姿をくらまし、黒木が現れ一方的に離婚届に判を捺すように強要する。入院費にことかくあまり、圭子は宮部の父親の秘書にという話を受けることにし、それをきいた英樹は煩悶する。  
 「黒星博士」  ポプラ社、1月    
 「国は一つなり」  至文堂、2月    
 「三銃士」  原作デューマ、ポプラ社、6月    
 「嵐に叫ぶ少年」  【著者名】   田中良 装丁
【出版者】 鶴書房
【出版地】 東京
【言語】 日本語
【初版年】 1950/09/10
【ページ】 220ページ
【大きさ】 12.5センチ x 18センチ
   
 「キュリー夫人」  偕成社、4月    
  「無幽華夫人の一生」   妙義出版社、9月